目的の表面粗度が標準作業で得られるフィルム超仕上げ装置。
砥粒の磨耗や研磨圧変化がなく、被研磨物の寸法精度に影響を与えず、Ra0.2μ以下の仕上げ面粗度が安定して得られるNC方式フィルム円筒超仕上げ盤です。昨今要求される仕上げ面粗度Ra0.1〜0.2μの超仕上げにも余裕をもって対応できます。
フィルム研磨は、砥石方式に比べて熟練不要の簡単操作で所定粗度の均一な仕上げが得られることや圧倒的な生産性の高さも大きな特長です。研磨装置と母機一体型で、操作は容易ですから導入した日から本格稼動が可能です。
数々のフィルム研磨装置や専用機開発のノウハウを活かし、すみずみまで徹底的にコストダウン。砥石方式や専用機と比べ大幅なローコストを実現しました。シビアなコスト競争にも、高い研磨精度を維持しながら、ゆとりのある対応が可能です。
松田精機独自のプログラム方式を採用。50ステップ/chの容量で最大10chまで登録が可能。研磨位置の決定、ワーク変更など多品種研磨にもプログラムで柔軟に対応できます。
○ プランジカット時はクロスハッチ/ストレートが選択可能です。
○ 研磨粗さを高めるフィルム停止研磨もプログラムで可能。
○ 研磨位置は数値入力/ティーチング方式が選択可能。
○ フィルム研磨方式ならではの省スペース設計でフロアスペースは僅か2.4u。
砥石による研磨と比べた場合、表面粗度の均一化の差は歴然です。また、フィルムの揺動(オシレーション)機構によりクロスハッチ状に研磨、方向性のない均一な表面仕上げが得られます。
・自動車部品(ATトランスミッション・ショックアブソバー・燃料系統・パワーステアリング・ユニバー
 サルジョイント・エンジン・カーコンプレッサー等)
・クランクシャフトの研磨(ジャーナル部)
・カムシャフトの研磨(ジャーナル部)
・水圧・空圧バルブのシート面研磨
複写機・ファクシミリ・プリンタ等のゴム・樹脂・塗装ローラーの仕上研磨
・金属圧延用ローラー・紙・フィルム製造用、印刷用ローラーの精密研磨
・マイクロモーターシャフト軸受部・整流子部の研磨
・OA機器部品の電極研磨
・その他あらゆる部品・材料の精密研磨
・高効率で操作簡単。しかもローコスト。導入したその日から即戦力になるフィルム超仕上げ盤。
・円筒物のセンターレス型フィルム超仕上げ盤。
・円筒物の多段・多様・高効率研磨が、自在。多頭タイプのフィルム円筒超仕上げ盤・リフト&
 キャリー搬送装置付。